日本の特撮映画の研究書として唯一無二の名著。翌年とさらに5年後、朝日ソノラマより増補改訂版が出たことでもその圧倒的な存在感は証明されている。制作の“コロッサス”には、開田裕治氏や武内義和氏の名前があるのも納得。
編集の“MONSTERS”とは石田一氏が創立した日本初の怪奇・SF映画研究会で、後に専門誌「MONSTERS」を発行するようになる。さすが研究家集団だけにマニアックな情報がてんこ盛り。あとがきはこの分野の大御所、芦屋小雁師匠。
後に出版される、四倍(本文1,000P以上!)にもグレードアップした改訂版「世界SF映画全史」の元ネタがこれ。この初版でも充分なボリューム。アルバムと謳っているだけに、スチール写真が半分量も占めているのが嬉しい。
ぴあBOOKSとして発行された第1弾。当時新進気鋭の自主製作映画監督だった大森一樹のメジャーデビュー作の制作過程を本人が克明に記録。完成台本(監督のメモ書き入り!)とスチールも完全掲載。表紙イラストはもちろん及川正通氏。
デビューから「シャイニング」までのキューブリック像を作家論・作品論の両面で石上三登志氏や高沢瑛一氏ら10名が評している。撮影風景や作品スチルのモノクログラビア32ページと詳細なフィルモグラフィ23ページもあり。